就活生の悩みの一つでもある「ガクチカ」
いわゆる“学生“時代に”力”を入れたことですが、実際このガクチカに悩む就活生は多いです。
例えばこのようなことに悩んでいませんか?
・特別な実績を出したこともない
・コロナ禍でバイトやサークル活動が自粛になってしまった
・大学の勉強は頑張ったけれど何を伝えればいいのかわからない
・グループワークや研究に没頭してしまった
お気持ちよくわかりますよ。
学生時代はあっという間ですからね。
ですが企業からは「学生時代に力を入れてきたことはありますか」
いわゆるガクチカを聞かれることがあります。
ですが今からでもガクチカを作れる方法はあるのですか?
ガクチカは長期間頑張ったことや実績がすべてではありません。
ポイントは「何をどのように頑張ったのか。それによって何を得たのか」
が大切になります。そのため今からでも十分間に合いますよ。
今からでも間に合うのでしたらその方法をぜひ知りたいです。
- 今からできるガクチカの見つけ方
- ガクチカでやってはいけないこと3選
- すぐに書けるガクチカ作成のテンプレート
内定学研究所所長
大学経営学部後、経営コンサルタント、採用コンサルタント、メーカー人事を経験。
選考経験は述べ3,000人以上
学部卒研究者として数回の学会発表を経験し、マスター取得に向け論文を執筆中
神城劍:公式Twitter
今すぐできるガクチカの見つける3つのポイント
学生時代に特に力を入れて頑張った経験が思いつきません。
今すぐ見つけるポイントがあれば知りたいです。
ガクチカとは大きな実績や功績がすべてではありません。
一番重要なのは企業はガクチカを通してあなたのどこをみているのか?
そこを理解していれば決して深く考えることはありません。
それでは今からできるガクチカの見つけ方を3つ紹介します。
② 日々の習慣にしていることを書き出してみる
③ 他人とは違っている所を書き出してみる
一つずつ解説していきます。
1 自分の好きなことを書き出してみる
ガクチカが思いつかない場合
「自分の好きなことを見つけて書き出す」
ことも効果的ですよ。
自分の好きなことなら、たくさん思いつきそうです。
自分の好きなことを書き出したら、
「なぜ」「どうして」
その好きなことに打ち込んだのか。
理由を説明できるように考えましょう。
・サークルに打ち込んだ
・仲間と家飲みをたくさんした
・行きつけのスタバでくつろぐ
・好きな本をリラックスしながら読む時間
・秘湯巡りをしてみた
「好きな本をリラックスしながら読む時間が好きです」
好きな本をリラックスしながら読むことで、集中力が増し読書の内容に深く入り込めます。
それに加えリラックスしながら読書をすることで、本の内容を考察しながら読めるため知識を深く落とし込めます。
緊張感がないところで読者をすることが、私にとって有意義な時間になっています。
このように「好きなこと」+「なぜ好きなのか?」といった理由まで書き出すといいでしょう。
好きなことに目的と理由があると、その取り組む姿勢に採用側は「あなたの考え」を知れます。
それにより「うちの会社と相性が良さそうだ」と深くあなたを理解できます。
あなたの好きなことならば、当然力を入れていることになりますから、まずはあなたの好きなことに理由を付け加えて考えてみましょう。
2 日々習慣にしていることを書き出す
あなたが毎日行っている”習慣”はガクチカに十分活かせます。
毎日の習慣ってガクチカになるのですか?
たとえばどのような習慣を書けばいいのですか?
毎日行っていることならどのようなことでも大丈夫です。
例を下記に書き出してみます。
・顔を洗って歯を磨く
・軽く筋トレをしてプロテインを飲む
・瞑想をする
・朝食は決まっているものを食べる
・耳学をしながら通学をしている
・いつも決まった仲間と昼食をとる
・SNS発信は毎日行う
・帰りはスタバに寄ってブログを書いている
・就寝する
「帰りはスタバに寄ってブログを書いている」
帰り道ということもあり、時間に左右されることもなく好きな環境で〇〇について発信をしています。
好きな〇〇についてブログを書くことにより、物事を具体的かつ論理的に伝える力がついてきました。
ブログによって読者から感謝されることも増えており、毎日楽しく発信ができています。
3 他人とは違っているところを書き出してみる
他人と少し違っていると思うことを書き出すのもポイントになりますよ。
違いと言ってもなかなか思い当たりません。
大きく違うことを書き出さなくても、多少違っているかな?程度で十分です。
例を下記に書き出してみます。
・人より流行りものに敏感だ
・ハマりだすと他が見えないほど追求したくなる
・物を大切にするので新しいものはあまり買わない
・自分で服を作ってInstagramに投稿している
「ハマりだすと他が見えないほど追求したくなる」
私は学生時代に何かにハマりだすと、追求したくなることがよくありました。
なぜなら、物事を追求することで知見も増えていきますが、それ以上に途中であきらめたくない気持ちになるからです。
それによって、あきらめないと決めたことは最後までやり抜く習慣が身につきました。
この文章の重要なポイントは「なぜそのように考えたのか」と自分に疑問を投げかけたところです。
「なぜそのことについて力を入れたのか」を明確になることで説得力が増します。
さらに言えば、他の学生には真似できない完全オリジナルなガクチカエピソードになので、差別化もはかれます。
オリジナル性があり、なおかつしっかりとした道筋がたっているガクチカを持っていると、採用側の目を引くでしょう。
ガクチカを見つける3つのポイントまとめ
ここまでガクチカを見つけつ3つのポイントを紹介しました。
まとめると以下のようになります。
① 自分の好きなことを書き出してみる
② 日々の習慣にしていることを書き出してみる
③ 他人とは違っている所を書き出してみる
どれか1つでも、自分オリジナルエピソードを書き出し見つけることができたら、その理由を説明できるとこまで用意しておくと、オリジナル性が強く目を引くガクチカが見つかりますよ。
すぐに書けるガクチカ作成のテンプレート
ガクチカの見つけ方がわかったけれど、実際どのように文章にしていけばいいのかわかりません。
大丈夫です。ガクチカをだでれも書きやすく伝わりやすいテンプレート(型)を紹介します。順を追って紹介します。
- 結論
- 理由
- 目標と課題
- 行動や取り組み
- 結果
- 今後の活用
ポイントは結論から書くことです。
よくあるのが話の内容に入るまでが長く、結果的に何を言いたいのかわからないといったことです。
結論から入ることで「この話はどのようなことについて話すのか」が明確になり、聞いている方も聞きやすくなります。
すると文章作成が論理から外れなくなり書きやすくなります。
それらを踏まえて以下で詳しくご紹介します。
1 結論から書くこと
結論はテンプレートの中で最も重要です。
結論がしっかりしていないと、聞き手は理解をしてもらうためにエネルギーを使わせてしまい、聞き手が話に入りやすいように「この話は〇〇について話します」とあらかじめ伝えるとスムーズになります。
結論とはこれから話すガクチカについて「何について力を入れてきたのか」を伝える重要な部分です。
たとえば、
と学生時代に力を入れてきたことを書きます。
2 なぜそれに取り組んだのか”理由”を明確にする
どうしてそのことに力を入れようと決めたのか。
ただなんとなくではなく、その理由を明確にしておきましょう。
ここで理由を語ることで目的までの論理が組み立てやすくなります。
たとえば
「ブログで痩せる方法を発信することで、コロナで自粛して体型に悩む人への解決策になるからです」
と理由を書き出します。
3 目標と課題
ここではガクチカの最終的な目標と、取り組むにあたり見えてきた課題を書き出します。
何かに取り組むと必ず困難が起こります。ここではその事例を書き出していきましょう。
たとえば、
「発信をすることにあたり、運動不足と体型に悩む人に楽しく体を動かしもらい、運動不足解消やストレス軽減に役立てて欲しいおもいでブログを立ち上げました」
「しかし、運動は継続が大変であり、さらに動画が流行っている中で言葉を使って人の心を動かすことが大変でした」
と目標と課題を書き出します。
4 行動や取り組み
課題に対してどのように乗り越えたのか?
その過程を書き出します。
困難を乗り越えるための行動や問題解決をします。ストーリー性が増しガクチカがさらに際立ちます。
たとえば、
「運動は継続が肝心であり、言葉で人の心を動かすことは大変でした」
「しかし、私が過去に行った最も効果があった成功体験をシンプルに細分化し、いつでも読み返しができるようにテキストを作成したところ、ブログの訪問者が増えました」
どのように課題をクリアしたのか。そこを書き出していきます。
5 結果で得られたこと
必死に取り組んだ結果、あなたは何を学び何を得たのか?
とくに採用側が注目してくるフェーズになるので、しっかり書き出しておきましょう。
「ただガクチカを頑張った」だけではもったいないです。
そこで得られた成功体験や感情などを書き出します。
たとえば、
「自分を信じて発信を継続したことで、成果が出たと嬉しいコメントをいただけるようになりました」
「今回の取り組みでは、試行錯誤した経験とまじめにコツコツ取り組む姿勢が周囲に伝わり、私自身も継続の重要性を身をもって体験しました」
とガクチカを通して学んだことを書き出します。
6 今後の活用
最後にガクチカを通して、企業にどのようなことができるのか。
採用側が注目するフェーズなので、企業側とミスマッチがないように書き出していきましょう。
たとえば
結果がでなく窮地に立った挫折経験こそが、試行錯誤をし冷静に対処する経験にもなった。
なにより行き詰まったときこそ、1人で考え込まず周りからのヒントを得て乗り越えられた。
コツコツ努力すること、問題解決や試行錯誤することに自信が身につきました。
ここまでガクチカを書き出すテンプレートを紹介しました。ぜひご活用ください。
ガクチカには適さないNGなこと
ガクチカに適さないこともあるのですか?
ここでは深く語りませんが、ガクチカを書き出す上で適さないこともありますので紹介をします。
- 嘘をつくこと→結果的にどこかで発覚したら信頼を一気に失います
- 他人を批判すること→人間関係を重んじていない人は不利になります
- ガクチカにならない趣味を書くこと→なんとなく理由がない趣味は避けておきましょう
まとめ:ガクチカを通して伝えたいこととは
ここまでいくつかガクチカの見つけ方を紹介しました。
ガクチカを通して得たものや、今後仕事に活かせることが重要になりますよね。
今回はガクチカついてお話をしました。
ですが一番重要なことそれは、
「採用側はあなたの価値観を知りたい。その上で企業とマッチするのか?」
をみています。
ガクチカのエピソードも大切ですが、あなたと企業が気持ちよくマッチすることにガクチカが役立ちます。それにはガクチカを取り組んだ理由をしっかり用意しておきましょう。
ガクチカの見つけ方は意外とシンプルだったりしますので、ぜひ今回の内容を参考にしてみてください。
・日々習慣にしていることを書き出してみる
・他人と違っているとこを書き出してみる
・書き方に迷った時はテンプレートを参考にする
・ガクチカを通し採用側はあなたの価値観と企業との相性をみている
ぜひあなたの素敵なガクチカエピソードの完成を応援しています。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
最後に